練習なしでフルマラソンに挑戦!

大学生の冬休み。
暇を持て余した当時の私は、ふと思いました。
『今の状態でフルマラソンを走ったらどうなるんだろうか?』
頭に浮かんでしまったら実行しないと気が済まないのが私です。その日は金曜日。そしたら日曜日に早速走ろうじゃないかということで、練習なしでフルマラソンを決意しました。
✔ いきなりフルマラソンを走ったらどうなる?
✔ そもそも完走できる?
✔ 事前の準備は何か必要?
✔ フルマラソン体験談
この辺りを網羅的に語ろうと思いますので、ぜひ参考にしてください。
【この記事の焦点】
・引きこもりがいきなりフルマラソンに挑戦
・筆者の準備~事後報告
・道中の景色(相模湖温泉まで)
フルマラソン準備編
【フルマラソン計画~準備編~】
〇マッチポンプの良さを感じるためにゴールは温泉地に決定。
〇運動は何もしないけど、前日はたらふく炭水化物を摂取。
〇ナップザックに小銭と携帯・着替えを入れてスタート。
そもそも、どうしていきなりフルマラソンを走ろうと思ったのか。
簡潔に話すと、山登りをしてから温泉に入るという行為(=マッチポンプ)が気持ちいのなら、極限まで疲れて温泉に入る行為はより気持ちいのではないか。そう考えたときにフルマラソンがいいという結論に至りました。
でも、いきなりフルマラソンの大会に出場できるわけもありません。
正直、八王子の方は山が多いので、心配していました。しかし、余りちょうどいいところがなかったので「相模湖温泉うるり」までで決定です。
ということで、自分でちょうどよい温泉地を探してゴールを設定しました。
元々西東京に住んでいたこともあり『ちょうど三鷹駅~相模湖温泉までが43KMじゃないか』ということでしたので、三鷹駅付近からスタートをしてGoogleマップを片手に走ろうと決めました。
ではまず、筆者の現状のステータスを紹介。
・4か月運動していない。
・最後に長距離を走ったのは、中学生時代の10キロ走。
・根本的に長距離嫌い。
という状態です。そもそも元体育会学生であったことは前提としていますが、直近4ヶ月は運動なし。特に直近1ヶ月は小説執筆に精を出していたこともありほとんど家から出ていませんでした。
加え、さらに半年前から大けがをして満足な運動をしていないもの追加で。
10か月前までは持久系トレーニングをしていたものの、長距離としては中学生の時の10キロが最大です。
こんな状態で(ケガ明けでもあった笑)フルマラソンに挑戦です。
目標は完走。道中はきっと景色がいいだろうということで、写真を撮りながら走るイメージです。ですが基本足は止めないことを意識しました。せっかくなら、ね。
当日は雨模様でしたが、朝一でウイダーインゼリーをかちこみ、いざ、スタートです。
【練習なしフルマラソン】~10キロ

マラソンを挑戦したことがなくても、最初の10キロは余裕。
初めの10キロを1時間のペースで走りました。
ここまでは、かなり順調です。初めの2~3キロほどは、久々に体を動かしたからなのか足の節々が痛かったです。しかし、ちょっと走ると痛みも治まり、スピードを上げることができました。
まあ、スピードを上げるといっても早すぎないように気を付けてですが。信号やナップザックの調整で少し歩いたり、止まったりすることは多かったですが、ここまでは順調といってよいでしょう。
特に疲労感は感じることはなかったです。
雨でしたので気分は盛り下がっていましたが、好きな音楽を聴きながら走るのは気分が良かったです。だいたい府中競馬場までが10KMでしたでしょうかね。
知らない街を走るのはとても爽快です。
【練習なしフルマラソン】~20キロ

15キロ~が最初の難関。肉体的にも精神的にも山場あり。
ちょうど10キロを超えると、体に異変を感じ始めました。
これ以上の距離を走ったことがないというのも理由だとは思いますが、足裏と関節に痛みを感じました。疲労感はまだありません。このあたりから、スピードも徐々に落ち始め、1時間で約8キロペースになりました。
そして、15キロを超えた頃。
精神的にも肉体的にも疲労感が襲ってきました。
この辺が、まずピークでしたね。どんなに走っても距離が減らない。それでも時計だけが秒針を刻むのは精神的にもやられるものがあります。一応、信号以外で止まらないことを目標にしていたので、途中途中歩きながらゴールを目指しました。
17KM付近で腿前を痛めてスピードを緩めました(後回復)
【練習なしフルマラソン】~30キロ

~30キロは本格的に足が動かなくなってくる。精神的にも身体的にも大きな山場。
~30キロでは、体がダメージを受けて動かなくなってきました。
腿が重くなってきます。走りながら筋肉痛を感じていたって感じでした。第二の山場です。全く進まないのが精神的にもきました。今までは下り坂ならそれなりのスピードが出ましたが、下り坂もスピードが出なくなりました。歩くことに関しては歩けます。そのため、止まることなく進むことができました。
ここの辺りは、大体1時間6キロペースです。
私は、残り15キロ(橋本駅)の前で、コンビニで栄養補給を一瞬行いました。
コンビニで買うときは例外として、もちろんすべて歩きながら栄養補給です。購入したのは、もちろんウイダーインゼリー。
また、この辺からある程度ゴールの算段が立ってくると思います。
私の予想Goalタイムは、大体6時間とちょっと。ここから旧勾配が続くので、やばいかなと心配していました。
【練習なしフルマラソン】~43キロ(Goal相模湖温泉うるり)

足へのダメージヤバし。全く動かない感覚になるが、栄養補給すれば意外と動ける。
ここから全く足が動かなくなってくるかと思ったら、意外と動けました。
恐らくゴールが見えてきたから。あとは栄養補給がデカかったのかなと思います。栄養補給はかなり大事。精神的にも身体的にも完走には必要だと思いました。
盛り返して、大体1時間7キロほどのペースで進みました。
ただ、すぐガス欠になってしまい。最もやばい疲労の波が体を襲ってきました。止まりかけたことも何度もありましたが、ほんの少しでもと足を動かし続けました。
30キロ~37キロ間は盛り返して走っていましたが、この後は、ほとんど歩きになってしまいました。
この辺りは坂道でしたのでそれもあったかもしれません。

この辺りを過ぎてくると本格的に、神奈川東京山梨の境界部。ずっと広大な山並みが広がります。
目の前が山梨なので、道行くトラックが「山梨ナンバー」。銀行も「山梨中央銀行」だったので、ちょっと感動していました。
【練習なしフルマラソン】ラストスパート!

ここからは気合。歩くことには普通に歩けるので、ゴールを目指して頑張る。
予想タイムは、6時間10分でした。
どうせなら6時間切って終わりたいと、最後の力を振り絞り、最終的な目標を6時間切りとして走りました。
ラスト1時間で5.3キロのアップダウン。
ここからは、下りになったら頑張って走って、上り坂は少し落とすを繰り返して走りました。
もう足の感覚はありませんでした。それでも歩きは普通にできるのが凄いです。
そしてついにゴール!!
タイムは5時間54分でした。
到着して一度止まったら、全く足が動かなくて、よちよち歩きしかできなくなりました。ペンギンみたいに歩きながら受付していたので、従業員さんを驚かせてしまったかもしれませんね。
なにより、止まらなくて正解でした。一度立ち止まったら筋肉が硬直して終わっていたかもしれません。
ゴールの「相模湖温泉うるり」では、温泉とご飯を楽しみました。多分、人生で一番長くお風呂に入っていたと思います。ちょっとの段差も登れないぐらい足は死んでました。帰るのが地獄でした。
【練習なしフルマラソン】事後の経過

・体が火照って全く寝れない。
・足はもちろん動かない。
・夜に足をつることはなかった。(これが一番怖かった)
・雨のせいで足裏の皮膚が崩壊(半年ほど引きずっていた)
まず、その日は寝ることができませんでした。帰りの電車も夜もずっと。体がオーバーヒートしている感覚で、発熱とはまた違う体の異常を感じ取りました。
足は2~3日で動かすことができるようになりましたが、足をつるなどの弊害がなかったのが救いです。ただ、一番問題だったのは、足裏の皮膚です。
ぐちゃぐちゃになってしまい、これが一番大変でした。
しばらく皮膚がだるだるで崩壊していたので、雨の中走るのは辞めた方がいいかもしれません。
【練習なしフルマラソン】感想

【フルマラソン計画まとめ】
〇せめて20KM走っていれば変わった気がした。
〇道中で栄養補給は必須。
〇根性があれば完走できる。
今回はこれで終了。
確実に20KM辺りで山場が来るので、ハーフぐらいは一応事前に走ったほうがいいかもしれません。
また、栄養補給は必須。水分だけでなく体のエネルギーになるものを補給すべきだと思いました。
ルート選定に関してですが、ちゃんと平野部を走りましょう。ですが、この三鷹駅~相模湖温泉ルートは都会から山へ向かう楽しいルートでありますし、意外とおすすめかも。
色々問題ばかりのフルマラソン計画でしたが、達成感はありました。
温泉も気持ちいい。ご飯も美味しい。大学生の内だからできたバカげた経験。最高の思い出になりました。
そして社会人になり、筆者はこの経験をもとにハーフマラソンに挑戦しました。結果は1時間34分。またバカみたいにいきなり走ろうと決めて3か月だけ練習して挑みました。あの時フルマラソンをいきなり走るよりはましだろうということで、練習も継続できて、見事目標達成。
結局それ以降走っていませんが、最高の思い出です。
今回はここまで。ありがとうございました。
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