久野城(静岡県袋井市)

【久野城(静岡県袋井市)】
・1492~1501年に久野氏が築城。
・家康の関東移封で千葉の佐倉に行くも、江戸時代に再び久野氏が城主に。
・1619年には北条氏重が入城し1944年に廃城。
・かつては水堀で囲った堅固な城跡であった。現在も遺構が残る。
今回は静岡県袋井市にある『久野城』へお邪魔しました。
有名な寺院が点在している袋井市にある城跡で、現在もはっきりと遺構が残っています。
筆者も行って驚き。
地元の保存会が頑張ってくださっているようで、残っている遺構も素晴らしかったです。まるで、埼玉県にある続100名城の杉山城を想起させる姿でした(杉山城は戦国期最高傑作と呼ばれている)
【杉山城について】
久野城に話を戻しまして、築城は今川氏家臣の久野氏。時代は今川氏の遠江侵攻の時代です。今川氏真の時ですね。ちょうど築城年代とされる1492年付近は、かの有名な伊勢新九郎の伊豆討ち入り(1493年)に重なります。背後には伊勢氏、そして本格的に遠江に侵攻する今川氏という時代背景が見えてきます。
最後の城主は北条氏重。
家康の息子として生まれ、地黄八幡「北条綱成」の孫である北条氏勝の養子に入った人物です。袋井で北条氏の系譜を見ることができるのは驚きでした。

意外な繋がり発見だね

こういうのも城跡巡りの醍醐味ですね
今回はそんな時代に思いを馳せながらレビューをお送りします。
【今回の記事の概要】
・久野城の概要とアクセス
・久野城までのアクセスマップ
・久野城遺構の見どころ
久野城までのアクセス

【久野城(静岡県袋井市)までのアクセス】
・JR袋井駅より4km
・駅前にレンタサイクルあり(終日500円)
・駐車場も城郭の奥にあり。
筆者は今回袋井駅より自転車で向かいました。
観光協会にてレンタサイクルを近くで借りられると話を聞き、『サイクルショップゆみげた』さんへ。普段は事前予約制みたいですか空いていればその場で借りられるみたいです。
【久野城までのマップ】
名所の油山寺・可睡斎に訪れてから久野城へ向かいました。
駐車場は北の丸方面にあります。

まずは久野城の案内板で勉強。駐車場にパンフレットが配備されていますので、必ずそれを取って散策しましょう。
ここで久野城の外観を見て驚き、城主も豪華で驚き……気分は最高潮でした。というか水堀に囲まれていたなんて「スケールが結構デカいんだな」と思いました。
では場内を散策していきましょう。
レビュー|久野城を散策

筆者は大手側から散策しました。
少し疑問に思ったのが、大手門が浜松方面ではなく静岡方面に向いていること。「遠江侵攻なら反対を向いているのではないかな」と考えていましたが、東海道と油山寺へ向くように造られているようなので納得。
ここにあった門は掛川城へ移築されたとのこと。
虎口はちゃんと食い違っていました。(ここがめっちゃ杉山城に酷似)

……大手を登ると(久野城の)東の丸に出ます。

見通しは凄くいい。周囲を用水路が囲っていますが、昔は水堀が巡っていたのでしょう。
台風になると一面の田んぼが堀のようになるみたいです。

見てみたいな……

東の丸を辿ると長い土塁が連なります。
土塁の下が駐車場、奥が北の丸となっています。

階段を登ると一番上が本丸です。

本丸より高見からの方が景色が良かったと思います。
バイパスが通っているのがちょっと悲しいかな。それでも袋井を一望できるくらいきれいです。バイパスの奥が東海道で、ここから街道を監視していたようですね。江戸時代なら、この先見付宿、新居宿と旅していったのでしょう。参勤交代ならその逆で、長い大名行列が続いていたに違います。

久野城の井戸。未だに水が出ているよらしい。井戸が枯れている城跡も多いですから、未だにお城が生きている気がしてきます。
井戸から下って行くと、ちょうど大手の下に出ます。これで一周できました。所要時間は20分程度です。
終わりに

【久野城(静岡県袋井市)まとめ】
・1492~1501年に久野氏が築城。1619年には北条氏重が入城し1944年に廃城。
・かつては水堀で囲った堅固な城跡であった。現在も遺構が残る。
・久野城は東海道に沿って築城された、街道の要所。
・遺構が今もはっきりと残っている。
・袋井駅より4km。散策所要時間はおよそ20分程度。
今回は静岡県袋井市にある久野城を散策しました。
街道の要所に築城された久野城、いかがでしたでしょうか。
小規模ではありますが、お城好きなら絶対に訪れて損はないと思います。お近くの油山寺や可睡斎と一緒に巡ってみるといいと思います。
今回はここまで。ありがとうございました。
【普段から東海地方の史跡に訪れています】




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