遠州の小京都|森町の半日観光モデルコース

【遠州の小京都|静岡県森町】
・志賀重昴(しがしげたか)が1923年に森町を『遠州の小京都』と呼んだ。
・自然や寺院など心安らぐ里山の街である。
・森町にある小國神社は遠州の一宮であり、多くの人が訪れる。
今回は遠州の小京都と呼ばれる静岡県森町を訪れました。
山と川に囲まれた森町は、大昔から『塩の道』の道中として人が集まりました。現在の静岡県牧之原市である相良という地域から新潟県の糸魚川市を結んだ塩の道は、まさに生活に欠かせない塩を運んだ道です。
江戸時代には秋葉神社への参拝(秋葉詣)が人気となり、これもまた森町に人が集まるきっかけとなりました。
こうして色々な文化が積み重なっていった結果、森町には独特の伝統や文化が根付き、『遠州の小京都』と呼ばれるに至ります。

小京都と呼ばれるぐらいなら、風情ある街並みが広がっているのかな?

森町は……ちょっと違うんです!
森町が『遠州の小京都』と呼ばれ始めたきっかけは、他の小京都とは違います。
その由縁はのちほど解説するとして……今回はそんな森町を半日で堪能するモデルコースを紹介します。
【遠州の小京都|森町の半日観光モデルコース】
9:00 遠州の一宮:小國神社をお参り。
↓
9:30 小國ことまち横丁で腹ごしらえ。
↓
10:15 城ヶ平公園の展望台で森町を眺む。
↓
11:00 森町歴史民俗資料館で森町の歴史を学ぶ。
↓
11:45 昼食
↓
12:30 森町観光終了
今回はこの流れに沿って森町の楽しみ方や歴史を伝授します。
【今回の記事の概要】
・森町半日観光モデルコースを紹介
・小國神社の概要とアクセス
・城ヶ平公園の概要と天方城の歴史について
・森町の歴史『どうして小京都なのか』
・森町観光モデルコースマップ(Googleマップ)
森町観光①まずは『小國神社』でお参り

【森町観光モデルコース①|小國神社】
・遠州の一宮。森町のシンボル的存在。
・創建は西暦555年と呼ばれ約1500年の歴史がある。
・紅葉や桜が美しく、春と秋には周囲に渋滞ができるほど人が集まる。
【アクセス】天竜浜名湖鉄道『遠州森駅』より徒歩50分。レンタサイクルもあり。袋井駅からバスでアクセス。
始まりは小國神社です。今回は車で巡ることを想定しています。
筆者は4月中旬の「例祭」の当日に訪れました(あとで知りました)

駐車場はたくさんありますが、お祭りの当日は9時30分時点で第1~第3の駐車場のほとんどが埋まっていました。
まだ4月。爽やかで肌寒い境内を歩いていきます。

本宮へ到着しました。
高い木々に囲まれた境内の景色は、秋葉神社の下宮を思い出させます。
例祭では、十二段舞楽という舞踊が行われています。森町にはこのような舞踊の伝統がたくさんあり、そういう側面も遠州の小京都と呼ばれる由縁になっているそうです。
人が多いとこの厳かな雰囲気も損なわれてしまうため、朝一でお参りすることをおすすめします。
お参りを終えると、朝ごはんが食べたくなる時間に。
9:30から開かれる横町で小腹を満たしましょう。
森町観光②『小國ことまち横丁』で腹ごしらえ

【森町観光モデルコース②|小國ことまち横丁】
・小國神社で食べ歩きできるスポット。
・願いが叶う事任神社(ことのままじんじゃ)と呼ばれた小國神社に由来する。
・お店は朝9:30から開かれる。
小國神社の入口にあることまち横丁。
食べ物屋や土産屋が並びます。美味しそうなグルメが勢ぞろい。

私は『宮川カフェ』でお団子をいただきました。
ちょうど好きなアニメとコラボをしていたので、コラボ商品を購入。お団子はなんと40種類以上ありました。てりたま団子とにんにく醤油の団子を選びました。
何本でも食べることができそうですが、次の場所に移動しなくては。
今日は半日観光モデルコースを巡る日ですので。
森町観光③天方城展望台から絶景を眺める

【森町観光モデルコース③|天方城】
・山の上にあるお城(城ヶ平公園として整備)
・公園に設置されている展望台から森町を一望できる。
・遠州森駅より4km。道がとんでもなく狭いので注意。
お次は天方城へ向かいます。
森町を支配していた天方氏の居城で、徳川家康や武田信玄ともゆかりがあるお城です。
山の上にあるので車でも徒歩でも気を付けてください。
今は公園として整備されています。
天守閣のような目立った建物はないですが、歴史に疎くても展望台からの景色は必見です。
【関連記事:天方城の詳細】


見てください。この絶景。
遠くに浜松のシンボルアクトタワーが見えます。
森町は太田川を中心に発展してきた街です。この街が『遠州の小京都』と呼ばれるゆえんは一体どこに……

ここまで確かに歴史や文化はありそうだけど、どこが小京都なの?

確かに京都のような街並みは残ってない……でも森町は確かに小京都なのです
その答えは『森町歴史民俗資料館』に。
森町観光④『森町歴史民俗資料館』で歴史を学ぶ

【森町観光モデルコース④|森町歴史民俗資料館】
・入場無料の資料館。
・森町の歴史を学ぶことができる。
・かつては郡役所であった建物を移築し資料館として再整備した。
ここで筆者が学んだことをアウトプット。館長さんからたくさんのお話を聞くことができました。
たぶん1時間ぐらいいたかな……郷土史は本当に面白い。
まず森町は、大雑把に、『文化』が集まりやすい地域でした。
縄文時代から続く『塩の道』の道中でした。糸魚川~塩尻~相良(現牧之原)を結んだ古道です。江戸時代には秋葉神社への『秋葉詣』が盛んになり、森町を拠点に秋葉神社を往復する人がたくさんいました。しかも南下すれば東海道です。
【関連記事:秋葉神社について】

森町にはたくさんの舞踊が伝わっているのはこうした背景があるからなんですね。
例えば、京都祇園から伝わった森町の螳螂祭り。伊豆・相模の国主であった北条早雲によって招聘されたお坊さんが、森町に立ち寄った際に伝わったそうです。

なるほど。歴史や文化の重みは京都に匹敵するんだね。でも街並み、街並みは?

さて、街並みに関して言いますと……そんなのありません!

え?

森町は『こころで京を感じるまち』なのです

前者は森町の太田川。後者は京都鴨川からの景色です。

黄昏ていく山々と太田川。太田川沿いにはかつて宿が立ち並び、秋葉詣に来る顧客を出迎えていました。
遠くから聞こえてくる楽器の音、徐々に夜を迎える森町を見て、
志賀重昴は森町を『遠州の小京都』と呼んだ。
……という経緯らしいです。つまり街並み<地形から小京都と呼ばれるようになったのです。
筆者も埼玉の川越や高知の中村などの小京都を巡った経験があったので、地形が京都だというのは驚きでした。
逆に個性があって面白い。
他にもたくさんの歴史があります。ぜひ歴史郷土資料館で勉強してみてください。
頭を使った後は最後、昼食をとってfinishです。
森町観光⑤最後は昼食を食べる

私は『ラーメン金次郎』でお昼ご飯を食べました。ラーメンをさることながら、このハラミ丼が美味しかった。
全部食べ終えると時計の針は12時を回っておりました。
今日はここまで。
森町半日観光モデルコースまとめ

【遠州の小京都|森町の半日観光モデルコース】
9:00 遠州の一宮:小國神社をお参り。
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9:30 小國ことまち横丁で腹ごしらえ。
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10:15 城ヶ平公園の展望台で森町を眺む。
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11:00 森町歴史民俗資料館で森町の歴史を学ぶ。
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11:45 昼食
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12:30 森町観光終了
✅森町が小京都であるのは、京都鴨川と酷似した地形だったから。
✅森町は歴史が長く文化が集まりやすい地域だった。
というのが結論になりましょうか。
とにかく森町は、自然あり歴史あり。誰しもの心に宿る故郷の街なのです。
ぜひ参考にしてみてください。
今回はここまで。ありがとうございました。
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