犬居城(浜松市天竜区春野町)

【犬居城(浜松市天竜区春野町)】
・北遠最大の国人領主天野氏の本拠地。
・静岡県指定史跡。
・犬居城の戦いで徳川・武田の攻防戦が行われる。
今回は浜松市天竜区春野町にある犬居城を攻城しました。
北遠地域では、高根城に次ぐ有名なお城だと思われます。
規模は犬居城に分があります。

そんなに大規模なんだね。遺構は残っているの?

山城なので建物などはもちろん残っていません。しかし、曲輪や堀・堀切などは目視できます
典型的な中世山城です。犬居城は天野氏の本拠地。
北遠の徳川・武田の攻防と天野氏の歴史を理解したうえで攻城するとより深みが増して面白いと思います。
筆者は地元図書館で天野氏の歴史を勉強してから行きました。
当地の地誌を参考に解説していきます。
【今回の記事の概要】
・犬居城の概要。
・犬居城までのアクセス。
・犬居城散策の所要時間。
・天野氏と犬居城・徳川・武田との関係について。
・犬居城散策マップ
犬居城までのアクセス

【犬居城までのアクセス】
・遠州鉄道/天浜線『西鹿島駅』よりバス
・JR袋井駅よりバス
・車の場合は『春野ふれあい公園』に駐車。もしくは東の登城口前に駐車。
犬居城へはウォーキングコースが設定されています。こちらを参考に歩くのがよろしいでしょう【春野町観光協会公式】
筆者は春野ふれあい公園に駐車して歩きました。

バス停前の犬居城入口。

春のふれあい公園の横には、天竜高校の校舎があって、多くの生徒さんがいらっしゃいました。駐車場はほぼいっぱいでした。驚き。
ここから攻城していきます。
犬居城散策ルート

【犬居城について】
・攻城所要時間は約1時間
・山歩きになるので装備には注意(熊にも)
・見どころは物見櫓跡の建物からの絶景。堀切・横堀などが尾根沿いに残る。
・国人領主天野氏の本拠地。
春のふれあい公園の横から登山道に入ることができます。
こちらの入口と東の登城口の両方に杖が設置されていますので活用するのがよろしいかと思います。

木が倒れていたり、整備が悪い場所があったりするので注意!
さらに言うなら、各所遺構に案内板がないので非常に分かりずらいです(県指定史跡ならもっと整備してほしい)
筆者も目視で確認できた遺構はわずかでした(スミマセン!!)

案内板は尾根沿いにある展望台に設置されています。
・山香庄(後白河系の長講堂領)に地頭として入る。
・承久の乱で戦果を挙げた天野氏は全国に散らばる。天野氏は元々伊豆出身。
北遠地域は、南北朝の騒乱で二分され激しい戦いが繰り広げられていました。
そこで天野氏は今川氏に被官されることとなり、当地でさらに勢力を拡大していきました。

尾根沿いの大堀切を下り登っていくと櫓があります。春野の街を一望できます。
当地は塩の道(糸魚川~静岡県牧之原市を結ぶ古道)にある要所でした。天野氏がここを支配してしまえば、長野以北あるいは静岡へ抜けていくことができません。ここから厳重に街道沿いを監視していたに違いない。
領主の気分で気田川を眺めます。

下っていくと東曲輪が見えてきます。ここに土橋があったと思われる。

曲輪には横堀を目視で確認できました。

東曲輪周辺の遺構が一番分かりやすかったです。
実際天野氏は今川⇒武田⇒徳川と被官先を変えており、犬居城は家康に何度も攻められています。
当時の歴史を思いながら歩くとなお楽しいです。
以降に案内板がなく少し物足りなかったので、頭の中で補完するしかないでしょう。

じゃあもう少し天野氏について教えてよ。散策が面白くなるようなものをさ

では、もう少し補完しましょう
・天野氏が西上作戦を開始した武田氏を招き入れ三方ヶ原の戦いに繋がる。
・長篠の戦い後は家康の独壇場。犬居城から追われて流浪。
⇒お家は幕末まで残りますが、家康に嫌われ過ぎて被官先を探すのに苦労しました。
長篠の戦いまでは、遠江も武田の支配地。全て戦況がひっくり返った1575年。
家康は怒涛の勢いで当地のお城を奪還していきます。
隣の天方城⇒犬居城と迫ります。
ブチギレの徳川家に恐れをなしてお城から出ていく天野氏を想像してみましょう。

足場は悪いので走って下るのだけは気を付けて(笑)

尻尾まいて逃げる天野氏を想像しながら歩くと楽しいかも
散策は春のふれあい公園~春のふれあい公園をぐるっと一周で1時間程度でした。
お城だけなら40分ぐらいです。
犬居城まとめ

【犬居城まとめ】
・攻城所要時間は約1時間
・見どころは物見櫓跡の建物からの絶景。堀切・横堀などが尾根沿いに残る。
・国人領主天野氏の本拠地。
・案内板がないので事前に情報をインプットしてから散策しよう。
今回は浜松市天竜区春野町にある犬居城を攻城しました。
お城の規模は大きいのですが、やっぱり案内板がないのが分かりずらかったかな。
もっと整備してよ浜松市さん。天竜区までお金を回してください。
よろしくお願いいたします。
今回はここまで。ありがとうございました。
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