鉢形城(埼玉県寄居町)

【鉢形城(埼玉県寄居町)】
・長尾景春が築城。戦国期になると北条氏邦が拡充し今の姿となる。
・日本100名城の1つ。
・古くより関東の動乱の中心となった城跡である。
鉢形城は、荒川と深沢川に挟まれた絶壁の上に築城されています。
実際に見ると非常に迫力があり、難攻不落の城であったことが伺えます。
築城は「長尾景春の乱」で有名な長尾景春です。後の時代で北条氏邦によって拡充されました。
氏邦が入った後は、城下町も形成されています。
そんな歴史のある鉢形城。城の縄張りが非常にわかりやすく残っていて、日本100名城にも選定されている名城です。
個人的には景春時代の遺構も見てみたかったですが、北条氏の築城術も非常に見事なもの。
歴史ファンであれば、一度は絶対に訪れたいお城だと思います。
【超おおまか解説】
長尾景春…自分の扱いに納得がいかなくて、仕えてた山内上杉氏にクーデターを起こす。
景春の家は、形式上の権力で言うと、公方→関東管領→家宰:それに次ぐ管領の補佐をしていたかなりの家柄。
長尾景春の乱…そんな反乱に意外と味方がいたもんで、関東中を巻き込んで起こってしまったのが長尾景春の乱。個人的にはかなり面白い戦いだと思います。
北条氏邦…有名な第三代氏康の息子。鉢形城城主。
鉢形城を攻城する際は、以上のことを頭に入れて散策してみましょう。
【今回の記事の概要】
・鉢形城の概要
・鉢形城までのアクセス
・鉢形城の散策所要時間
鉢形城(埼玉県寄居町)アクセス

【鉢形城(埼玉県寄居町)までのアクセス】
・東武東上線『池袋駅』から電車で2時間。
・最寄り駅は鉢形駅・寄居駅・玉淀駅。それぞれ徒歩20分程度。
鉢形城のある寄居町は、秩父市にほど近い場所です。埼玉の奥地です。
寄居駅からであれば、JR八高線が通っているので、こちらから歩いてくる人のほうが多いでしょうか。
私は東武東上線の鉢形駅から歩いて向かいました。私が訪れたのは9月初旬だったので、かなり暑かったです。
ただ、道はほとんど直線だったので、迷うことなく到着することができました。

岩肌がむき出しなのが迫力があります。近くのセブンイレブンで昼食を買いまして、私も城内の散策に向かいました。
鉢形城の見どころ①:笹曲輪

鉢形城の入り口から最初に行くことができるのが、城内の搦め手付近の笹曲輪です。荒川の側面にこの笹曲輪や本曲輪があります。一番荒川を見下ろせるのがこの笹曲輪なので、個人的見どころにしました。
多くのお城は、2つの川に挟まれている丘陵地に築城して、自然の防壁としている部分があります。場所によっては、今は埋め立てられていたり、川の規模が縮小している場合が多いので、ここまで迫力のある景色は初めてでした。
鉢形城の見どころ②:三の曲輪周辺(中心部)

そして、さらに城内にある道路を進んでいくと、雄大な曲輪や堀を見ることができます。
しっかりと整備されているので、堀や畝が容易に確認できます。
まず、このあたりに来ると驚くのは、この鉢形城の規模です。
本当にでかい。

特に三の曲輪に入ると、虎口・復元石積土塁など、多くの遺構を確認することができます。

また、多くの場所で、北条流の「角馬出」のあった場所が確認できます。
私が、はっきりと馬出を確認したのは、鉢形城を訪れる1年前にいった滝山城の馬出でしたので、懐かしかったです。

そして、大手側には、JR八高線の線路と踏切が設置されています。ここ通るなら駅設置してくれたってと思ってしまいましたが、心の中に抑えておきました。
そのまま大回りで一周していくと、最後に鉢形歴史観に到着します。
鉢形城の見どころ③:鉢形城歴史館

非常に中もきれいで、ガイダンスも充実していました。是非寄ってみてください。
100名城スタンプもここにありました。鉢形城の歴史をここで学びましょう。
歴史館をでたら、寄居駅より退散しました。
鉢形城まとめ

【鉢形城(埼玉県寄居町)まとめ】
・東武東上線『池袋駅』から電車で2時間。
・鉢形城は北条氏邦が拡充した日本の100名城である。
・荒川の断崖絶壁と北条流の丸馬出は特に見どころ。
・所要時間は1時間30分~2時間程度(歴史館込み)
今回は埼玉県寄居町にある鉢形城を攻城しました。
とても広い城郭なので散策時には暑さ対策なども徹底しましょう。
鉢形城の周辺は、山内上杉VS扇谷上杉の戦いの中心地です(長尾景春・古河公方等も)
戦国期の歴史にスポットが当たりますが、それ以前室町時代の関東史にも着目してみてください。
今回はここまで。ありがとうございました。
【関連:近隣の比企城郭群‐菅谷館‐】

