天立橋(京都府)

京都府宮津市にある天橋立を訪れました。
宮城県の松島、広島県の宮島と並ぶ日本三景の一つ。
展望台から眺める景色が有名ですが、今回の目的はそれだけではありません。
実際に天橋立の中へ入り、自分の足で歩いてみます。
天橋立は全長約3.6km。
海の上に細長く延びる砂州には松並木が続き、その中を徒歩や自転車で通り抜けることができます。
しかも歩いていく途中には、天橋立神社や磯清水などの見どころも。そして反対側まで渡れば、丹後国一宮の元伊勢籠神社があります。
私がおすすめしたい楽しみ方は、結論……
秋の朝一に天橋立を歩くこと……です!
私は初めて天橋立を訪れ、この楽しみ方がいいなと思いました。
本当に感動しました。
今回は天橋立駅側から入り、智恩寺→天橋立→天橋立神社→元伊勢籠神社と実際に歩いて巡っています。
ぜひ、この楽しみ方を参考にしてください。
【今回の記事の概要】
・日本三景「天橋立」を実際に徒歩で散策
・天橋立駅側から約3.6kmの松並木へ
・日本三文殊の一つ「智恩寺」を参拝
・天橋立の中に鎮座する「天橋立神社」へ
・反対側にある丹後国一宮「元伊勢籠神社」まで歩く
天橋立までのアクセス|天橋立駅から徒歩で向かう

公共交通機関で訪れる場合、最寄り駅は京都丹後鉄道の天橋立駅です。
駅から天橋立までは徒歩で向かえる距離。
駐車場に関しては、周辺にたくさんあります。個人で経営している駐車場もたくさんあり、値段もまちまち。私が駐車させていただいた駐車場は、終日600円でした。
ただし、昼過ぎになるとどこも満車になる可能性があるので注意。
駅や駐車場からすぐ観光を始められるので、公共交通でも訪れやすい場所です。
天橋立周辺には智恩寺や飲食店なども集まっています。
今回はここから歩いて天橋立を縦断していきます。
天橋立の楽しみ方|実際に歩いて散策

いよいよ天橋立へ。
展望台から天橋立を見る観光も定番ですが、個人的には実際に中へ入って歩くのもおすすめしたい楽しみ方です。
地図で見ると一本の細い砂州。
その上に自分が立っていると思うと、なかなか不思議な感覚です。
ただ、その前に立ち寄ったのが智恩寺でした。
智恩寺|日本三文殊の一つ

天橋立の南側にある智恩寺。
「三人寄れば文殊の智恵」という言葉でも知られる文殊菩薩を本尊とする寺院です。
山形県の亀岡文殊、奈良県の安倍文殊院とともに日本三文殊の一つに数えられています。
天橋立駅からも近く、天橋立へ向かう途中に立ち寄りやすい場所です。
絶景だけではなく、こうした歴史ある寺社を一緒に巡れるのも天橋立の面白いところ。
朝の静けさが満ちた寺社はとっても居心地がいい。
境内の外では観光客を出迎えるためにせっせと準備をする周辺のお店の方々が。
目を閉じて潮風を感じる。もう最高。
御朱印を貰い、お参りをしていよいよ松並木へ入っていきます。
天橋立の中へ|約3.6kmの松並木を歩く

天橋立の中へ入ると、展望台から見る景色とはまったく印象が変わります。
左右には海。
そして目の前には松並木。
ここが海の上に延びる細長い砂州だということを忘れそうになります。
天橋立は約3.6kmあるので、端から端まで歩くとなかなかの距離です。
観光協会ではレンタサイクルも案内されているため、時間を短縮したい場合は自転車を利用する方法もあります。
ただ今回は徒歩。
ゆっくり歩いていきます。

歩いていると、ときどき松の間から海が見えます。
遠くから眺めれば「日本三景」
でも中に入れば、松林の中を歩く一本の道です。
外から見る天橋立と、中から見る天橋立。
同じ場所なのにまったく違う。

私が感動したのは、天橋立が奏でる自然の音色です。
季節は秋の入口シルバーウイーク。
少し肌寒い朝のこと。
波の音色、鈴虫の音色、風の音色、松が揺れる音色、砂利の音色、小鳥たちの音色。
朝の天橋立には人がほとんどいません。目を閉じれば自然の中に。
海が凪げば秋の訪れを肌で感じ取ることができる。
この季節、私はついついセンチメンタルな気分になってしまう。それがより加速する。色々物思いに耽りながら、徒歩50分を歩いていくのです。
もう最高なんです。これが。人が少ないときにぜひ行って欲しいなと思います。
あとは、天橋立には多くの歌碑がたっています。自分なりの詩を作ってみるのも楽しいと思います。
天橋立神社|松並木の中にある神社

天橋立を歩いている途中に現れるのが天橋立神社です。
長い松並木の途中に神社がある。
これも実際に中を歩かなければ出会えない場所です。
近くには「磯清水」と呼ばれる井戸もあります。
周囲を海に囲まれているにもかかわらず塩分を含まない水が湧くことで知られ、環境省の「名水百選」にも選ばれています。
ただし現在は飲料用として利用するものではありません。
景色だけを目的にすると通り過ぎてしまいそうですが、天橋立にはこうした歴史や信仰に関係する場所も残されています。
元伊勢籠神社へ|天橋立を渡った先にある丹後国一宮

天橋立を北側まで歩いたら、最後に元伊勢籠神社(もといせこのじんじゃ)へ向かいました。
元伊勢籠神社は丹後国一宮として知られる古社です。
「元伊勢」という名前が印象的ですが、これは伊勢神宮に祀られている天照大神・豊受大神が伊勢へ遷る以前、この地で祀られていたという故事に由来します。
天橋立そのものにも、イザナギとイザナミにまつわる神話が伝わっています。
ただ綺麗な景色を見るだけではなく、歩いていくと寺院があり、神社があり、さらに神話へつながっていく。
自然と歴史が一本の道でつながっている。
歴史好きとしては、この天橋立の楽しみ方がかなり面白かったです。
天橋立を徒歩で往復|帰りも歩きます

今回は京都府宮津市の天橋立を実際に歩いて巡りました。
日本三景としてあまりにも有名なので、訪れる前は展望台から眺める場所というイメージが強くありました。
でも実際に中へ入ってみると、その印象はかなり変わります。
約3.6km続く松並木。
左右に広がる海。
途中に鎮座する天橋立神社。
そして反対側まで渡れば、丹後国一宮の元伊勢籠神社。
景勝地の中を自分の足で歩きながら、自然と歴史を一緒に巡ることができます。
もちろん展望台から眺める天橋立も素晴らしい。
でも時間と体力に余裕があるなら、その景色の中へ入ってみる。
「見る天橋立」から「歩く天橋立」へ。
個人的には、それが天橋立の面白い楽しみ方でした。
戻ってみると、すでに天橋立入口の商店街には大勢の観光客が。
「みんなはこの楽しみ方を知らない」
今回はここまで。

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